COLUMNS吸湿剤ミニ講座
カビの発生と対策
衣類製品の輸送や保管の際に発生する「カビ」。
今回の講座ではカビについて説明していきます。
カビはなぜ発生するのか?
カビは一般的な名称ではなく、専門的には「真菌」または「菌類」といいます。
これら菌類は胞子を飛ばして、繁殖をします。
胞子はどこにでも存在しており、胞子が食品や衣類などの上で増殖し
肉眼で見えるようになった状態が、カビと呼ばれています。
肉眼で見える状態になる条件は、以下の5点が挙げられます。
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① カビの好む栄養分が存在する
② カビの活動に必要な酸素が存在する
③ カビが活発になる為の温度である
④ カビが好む湿度が整ってしまっている
⑤ カビが成長する為の時間がある
上記5つの条件のうちどれかを抑制することで
カビの発生を無くすことができるものと考えます。
①~③は人が生きていくためにも必要な条件であり
酸素や温度が無い環境は形成できません。
①の栄養分は工夫できるように感じますが
ビニールやプラスチックでさえ、カビにとっては養分となり得るため
カビ養分の除去は難しいものといえます。
しかし、④、⑤に関しては
「カビの好きな湿度を整えない」、「カビが成長する時間を与えない」
というポイントで対策が可能です。
カビが好きな湿度は「相対湿度60%以上」が挙げられ
更にカビが増殖しやすい条件は「相対湿度75%RH以上」と言われております。
*相対湿度の意味は「湿度と結露」の講座を御覧ください。
EX-DRYは空気中の水分を素早く吸収するため
カビが好きな湿度環境を抑制し、カビが成長する時間を与えないため
カビ対策にオススメな製品と考えます。
カビにご興味がある方、より専門的知識を得たい方は
下記サイトをご参考下さい。
参考サイト