高性能強力吸湿剤製造元:株式会社 三和

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よくある質問

ミニ講座

乾燥剤について
原材料(主成分)
塩化カルシウム(無水和物、2水和物…)、塩化マグネシウム、シリカゲル、酸化カルシウム、 ベントナイト etc…
  • 生石灰(酸化カルシウム)吸湿量は雰囲気中の水蒸気気圧(相対湿度)と無関係に自重の約30%程度で、ほとんどの場合耐水試ベースの不織布に包装されております。
  • 塩化マグネシウム吸湿量は自重の70~200%とコントロールできます。原料の潮解性によって吸湿しますが化学反応でのコントロールがあります。
  • 塩化カルシウムの水和物純度70%以上のものは日本国内では塩化カルシウム二水和物となります。
    一般に医薬に使用されたり、市販のタンク型乾燥剤の原料はこれに成ります。弊社EX-DRYは純度94%以上を合格としておりますので潮解力(=吸湿力)に大きな差が見られます。
  • クレイ鉱(ベントナイト)天然鉱物の一種で、吸湿能力は自重の20~30%程度。鉱物で比重も大きいため大量の使用が難しいと考えます。昨今、バスマットとしても普及しておりますが、EX-DRYとは用途が大きく異なります。
様式
直置き型(両面不織布、片面フィルム、微孔フィルム)、吊下げ型、タンク型、シート状 etc…
※赤色部はEX-DRYで採用している原材料、様式です
湿度・結露について
絶対湿度
空気中に存在する水蒸気の量で、温度によって単位体積あたりの量が異なります。単位はg/m²。
飽和水蒸気量
任意単位で単位体積あたりに含みうる水蒸気の最大量です。飽和絶対湿度とも呼びます。単位はg/m²。
(各温度での飽和絶対湿度は下表参照)
相対湿度
飽和水蒸気量に対してどの程度の水分を空気中に含んでいるかを示す値で、一般的に「湿度」という場合はこれを指します。単位は%RH。
  • 絶対湿度が飽和水蒸気量を超えてしまった場合、即ち相対湿度が100%RHを超えた場合に結露が発生します。
    • 逆に言いますと、相対湿度が高い場合、僅かな温度変化によって結露が発生し温度変化が大きければ大きいほど、結露量は大きくなります。
表.各温度、関係湿度における絶対湿度表 (g/m³)
温度 \ RH 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30%
60℃ 129.78 116.80 103.82 90.84 77.87 64.89 51.91 38.93
55℃ 104.12 93.71 83.30 72.88 62.47 52.06 41.65 31.23
50℃ 82.85 74.57 66.28 58.00 49.71 41.43 33.14 24.86
45℃ 65.37 58.84 52.30 45.76 39.22 32.69 26.15 19.61
40℃ 51.12 46.01 40.90 35.78 30.67 25.56 20.45 15.34
35℃ 39.60 35.64 31.68 27.72 23.76 19.80 15.84 11.88
30℃ 30.37 27.33 24.30 21.26 18.22 15.19 12.15 9.11
25℃ 23.05 20.74 18.44 16.13 13.83 11.52 9.22 6.91
20℃ 17.30 15.57 13.84 12.11 10.38 8.65 6.92 5.19
15℃ 12.83 11.55 10.27 8.98 7.70 6.42 5.13 3.85
10℃ 9.40 8.46 7.52 6.58 5.64 4.70 3.76 2.82
5℃ 6.80 6.12 5.44 4.76 4.08 3.40 2.72 2.04
0℃ 4.85 4.37 3.88 3.40 2.91 2.43 1.94 1.46
-5℃ 3.41 3.07 2.73 2.39 2.05 1.71 1.36 1.02
-10℃ 2.36 2.12 1.89 1.65 1.42 1.18 0.94 0.71
-15℃ 1.61 1.45 1.29 1.12 0.96 0.80 0.64 0.48
-20℃ 1.07 0.97 0.86 0.75 0.64 0.54 0.43 0.32
錆について
錆の発生について
錆は金属表面に湿気が結露してできた水滴が付着し不均衡電位が生じ、電気的な化学反応が起こってしまいます。
この電気的な反応により、酸化鉄 (Ⅲ) のような錆が生成されてしまいます。
防錆について
~除去による防錆~
  1. 水分除去をすることで、金属が錆びる(酸化鉄を形成する)までの時間を延長できます。この処置を強力に持続させることで結果的に錆を防ぐということにつながります。
  2. 金属の酸化に不可欠な酸素を除去して防錆する方法がございます。1 のように水分を除去しても完全な防錆ができず高レベルでの防錆が必要な場合はこの方法がとられます。
  3. さらに高レベルでの防錆処置といたしまして、空気中に漂う腐食性ガスの除去が挙げられます。
~遮断による防錆~
  1. 金属表面に被膜等を形成し、水分・酸素との反応を物理的に遮断する表面遮断によって防錆を図ります。
  2. 除去による防錆処置を行った後、独立した空間をPEなどのバリアフィルムで形成する空間遮断は、新たな水分や酸素の侵入を防ぐ重要な防錆方法の一つといえます。
カビについて
カビの発生条件

カビが「カビとして見える」までの条件は、

  • ① カビの好む栄養分が存在する
  • ② カビの活動に必要な酸素が存在する
  • ③ カビが活発になる為の温度である
  • ④ カビが好む湿度が整ってしまっている
  • ⑤ カビが成長する為の時間がある
の5つの条件が主になります。

①~③は人が生きていくためにも必要な条件であり、酸素や温度が無い環境は形成できません。①の栄養分は工夫できるように感じますがビニールやプラスチックでさえ、カビにとっては養分となり得るため、カビ養分の除去は通常至難といえます。

しかし、④、⑤に関しては「カビの好きな湿度を整えない」、「カビが定着する時間を与えない」というポイントで対策が可能です。

防カビについて

カビが発生しやすい条件として、「相対湿度60%RH以上」が大きく挙げられます。更にカビが増殖しやすい条件は「相対湿度75%RH以上」です。
「相対湿度60%RH」は決して夏の蒸し暑い時期に限らず、冬の晴れ空でも未明ではこの湿度を超えることがしばしばございます。

我々はEX-DRYを用いた除湿によって「相対湿度59%以下」の環境を短時間で形成するためのご提案をさせていただきます。

海上コンテナ輸送について
コンテナにおける熱伝導

昼間には直射日光に等による熱がコンテナ天井面・側面を介して、コンテナ内部へと伝わり、コンテナ内部の温度が上昇します。
今度はその上昇した空気の熱が木箱等の梱包材を介して梱包内部へと伝わり、最終的には荷物が暖められます。
夜間は日射熱がなくなり、コンテナの天井面・側面から今度は熱が逃げ始めます。次いでコンテナ内部空気、梱包材、梱包荷物の順に昼間と逆の熱移動が起こると考えられております。

通常のドライコンテナがヤードに放置されたり、甲板上で直射日光の影響を特に受ける場所(最舷側や最上段)で積載される貨物では昼間は短時間のうちにその内部温度は急激に上昇しますが、一方夜間でへコンテナ天井面および側面からの輻射と外気温の低下で外気温度以下まで気温が低下します。
直射日光の当たらない場所で積載される貨物の温度は周りの外気温にのみ依存する為、温度変化の昼夜の幅は小さくなります。

コンテナ内の温度変化と結露発生リスク

まずはじめに、先述の熱伝導の考えよりコンテナ内の温度は一般的に天井面や壁面で温度変化が激しくなることが分かります。
したがって貨物自体の温度変化との時間的なズレが生じ、梱包材などに結露のようなダメージが見受けられる時間帯が生じます。

コンテナ断面の温度変化はコンテナ天井面付近が最も大きく、コンテナ床面に下げるにつれて小さくなります。
したがって輸送中の最高気温と最低気温はコンテナ内部では天井面付近で観測されることが多くなりますので、貨物が天井面付近にあればあるほど、温度幅から生じる結露発生のリスクが高くなるといえます。

また、金属のように比熱が小さい貨物であるほど、結露発生のリスクはさらに高まるといえます。

一例ではコンテナの天井面付近で最高気温と最低気温の差がわずかな時間で20℃を超えます。荒天後や熱帯地域にて相対湿度が高くなりますと、結露発生のリスクは特に高くなりますと高くなります。ドライコンテナでできる対策として、乾燥剤の使用はもっとも有効的な手段の一つといえます。
図6 コンテナ内位置による温度の日変動の違い(例)
コンテナ上部空気がもっとも温度変動が大きく、下部空気は小さい
全輸送期間での温度変化と結露発生リスク

コンテナが直射日光のあたる可能性が高いヤードで長期間蔵置される場合や、船の甲板上に積載される場合に、コンテナ内部の温度は全輸送期間を通じて最高気温と最低気温を計測する例が多くなっております。
倉庫やCFSなぢ屋根のある場所での船積みや荷下ろしでない場合は、特に温度変化幅による結露の注意が必要です。

輸送期間中は船のホールド(船倉)に積まれたコンテナの温度上昇は赤道を通過しても40℃を超さない程度に落ち着きますが、ハッチカバーに近い場所に積載されると直射日光を浴びる可能性があり温度変化が大きくなるため、コンテナの積み位置の確定ができない場合は”温度変化による結露発生リスクは存在する”と考えた方が良いと考えます。

各国化学法規制について
国連GHS規制:
化学品の危険有害性(ハザード)ごとに分類基準及びラベルや安全データシートの内容を調和させ、世界的に統一されたルールとして提供するものです。
これに基づくSDS対応や表示ラベルの対応が成されなければ、主要国各国及びGHS規制に基づいた法規制を有するすべての国への輸出・流通は不可能となります。
欧州CLP規則:
分類(Classification)、表示(Labelling)、包装(Packaging)に関する法則です。2015年6月以降、これに基づくSDS対応やラベル表示のない製品につきましてはEU圏内への持ち込み、流通ができておりません。
欧州REACH規制:
Registration, Evaluation, Authorization and Restriction of Chemicalsのを略したもので、2007年6月1日に発効された化学物質の総合的な登録、評価、認可、制限の制度です。
中国GB (国家強制標準):
「中華人民共和国標準化法」で定められた「技術基準」で、「生産・販売・輸出するためには必ず守らなければならない」とされる全国的範囲で統一を必要とする標準です。
SVHC(高懸念物質):
ECHA(欧州化学物質庁)が欧州REACH規制に基づき、人体に重篤な影響が出る可能性が高いと発表された物質の事です。
製品内にリストに上がった物質がが重量比0.1%以上含有される場合にはただちに公表しなければなりません。
およそ半年に1度の期間に、SVHCの物質リストに追記が発表されますので、常に動向確認が必要になります。
詳しくは弊社EX-DRY事業部までお問い合わせください。
その他対応
SDS(安全データシート)につきましても、和・英・中・西・独の言語で対応しておりますのでお気軽にお問合せください。
その他貿易に必要な資料等につきましては、「EX-DRYについて Q.13」をご参照ください。

塩化カルシウムは人体にも無害で、環境にもやさしいですが化学薬品の一種です。やはり眼刺激の危険性等を認めざるを得ないのが実情です。
日本国内において安全な薬品といわれるものでも、中国や欧州では危険品や懸念物質に登記され、それに対しての適切な処置がなされない場合は輸入・製造は許されない、といったことが起こっており、これは今後さらに厳しくなると予想できます。
弊社ではそのような場合に備え上記法規制以外にも視野を広げ、今後も対応を徹底していきます。